こんにちは、pineです。誰しもあの人との出会いで人生ガラッと変わったという恩人がいるかもしれません。6月11日の行列のできる法律相談所はまさに「あの人との出会いで人生が変わった!」という特集。
水谷豊さんが俳優を辞めようとしたときに窮地を救った人として大物俳優Kのお話しです。岸田森さんでは?ということで調べてみます!岸田森さんってどんな人なんでしょう!
岸田森さんとは?
本名:岸田 森
別名義:朱川 審(あけかわ しん)
生年月日:1939年10月17日
没年月日:1982年12月28日(満43歳没)
出生地:東京府東京市杉並区
血液型:AB型
職業;俳優・声優
ジャンル:舞台・映画・テレビドラマ・吹き替え
活動期間:1962年 – 1982年
活動内容:1962年:文学座入団
1966年:文学座退団
配偶者:樹木希林(1964年 – 1968年)
著名な家族:岸田國士(叔父)、岸田衿子(従姉)、岸田今日子(従姉)
岸田森さんってどんな人?経歴は?
女優の岸田今日子、童話作家の岸田衿子はいとこにあたる。
日本の誇る吸血鬼俳優と言われています。法政大学英文科中退後、昭和35年 文学座付属研究所1期生となり、昭和36年に文学座入団します。昭和39年、文学座を退団して草野大悟さん・悠木千帆さん(現・樹木希林)らと『六月劇場』を 結成。テレビや映画に活躍されます。映画、テレビで、その独特の容貌を活かした役を多くこなし性格俳優としてその名を売ることになります。
プライベートでは、劇団の同期に女優の樹木希林さんがいて、岸田森さんが25歳の頃に結婚しています。しかし2人の結婚生活は長くは続かず、4年後に離婚しました。
そんな中、、、
早すぎる死。死因は?
昭和57年12月28日、食道ガンのため、43歳で死去されます。
食道がんの原因はお酒の飲み過ぎではないかと噂されています。
岸田森さんは若い頃から大の酒好きで、毎日のように酒を飲んでいたようです。岸田森さんはプライベートでは凄く寂しがり屋で、孤独を紛らわせるために酒を飲んでいたのではないか?と言われています。
岸田森さんの兄貴分だった若山富三郎さんは「殴ってでも酒をやめさせるべきだった」と仰っているようです。
岸田森さんと水谷豊さんの関係は?
岸田森さんと三谷豊さんは「傷だらけの天使」共演していました。プライベートでも親交が深かったようです。岸田森さんのこんな言葉が水谷豊さんの俳優人生に大きな影響を与えていると言われています。
「どんな役をやっても
それが地だと思われたら
最高の芝居ができたと思っていいから」
水谷豊さん演じる相棒の杉下右京の役柄は、まさしく言葉の通りとなっていますね。あの役は水谷さん意外考えられませんもんね。また、以前水谷豊さんはあるインタビューで岸田森さんについて、こんなことを仰っていました。
「僕はね、 ずっとこの世界でやって行くかどうかもわからなかったし、 やろうと思ったこともなくて、 ほとんど他の役者さんにあまり興味がなかったんですよ、 その頃は」
「森さんが言ってくれた言葉の中で、 本当にあぁ嬉しいことを言ってくれるなぁって思ったのは、 当時まだ若い20台前半だった僕に、
『何をどうすることもない。豊は。もうそのまんまで いけばいい』
『だいたい誰かの後には誰かがいるもんだ。 だけど豊の後には豊はないんだから』
そういうことを何気ない会話の中で言うのね。」
「森さんが亡くなってね、 それから二年近く仕事をしていない時期があるんですよ。 それはね、しばらく後になってそうだったのかなって思うんだけど、 仕事に向かえないのね。気持ちが。 どうにもこう仕事の事を考えたりそういうことに エネルギーを使えないのね。森さんとぼくの関係を知ってる人が、
『あのまま豊ちゃん見てるとダメになるんじゃないか』って
『見てるとどうしうようもない状態で、 魂が抜けちゃったように見えた』って。
今だから言えるけど、って後から言われたことがある。
(中略)
森さんのことを思うのは本当に久しぶりだから… あんまり気軽に森さんの話をしないのかもしれない。 蘭さんには時々するの。 蘭さんのことは本当に森さんに紹介したかった…
でもまぁいいか。 今、僕がこうして森さんの話をしているのも どこか上から見てるだろうしね。」
水谷さんにとって、岸田森さんはかけがえのない大きな存在ですね。
岸田森さんを慕う人にはこんな人も!
萩原健一さん、松田優作さんなど蒼々たる顔ぶれが岸田森さんを慕っています。草野大悟さんとは文学座以来の親友であり盟友であったそうです。
最後に
6月11日の行列では、水谷さんが大笑いする場面が見れるようです。さて、どんな展開になるのでしょうか。楽しみです!