こんばんわ、pineです。
3月20日のワールドビジネスサテライトに地域ビジネスプロデューサーの南雲朋美さんが特集されていました。南雲朋美さんについて調べてみました。
簡単なプロフィール
広島生まれ。外資IT企業でマーケティング十数年→学生やりなおし@SFC→星野リゾート→有田焼400周年プロジェクトプロデュース@佐賀県
ヒューレット・パッカード社で業務企画(プロセス・アナリスト)とマーケティングに十数年勤務(途中、サンディエゴ州立大学(SDSU)に短期留学)したのちに、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスに進学。
在学中に「電通広告論文賞」を受賞。卒業後は星野リゾートに入社し、広報とブランディングを約8年間担う。2014年に退職してスペイン700kmを10kgのバックパックを背負って40日間で歩き、帰国翌日から佐賀で1ヶ月の半分を過ごしながら、地域ビジネスのプロデューサーとして有田焼400周年事業で窯元の経営再生やブランディングを行う。途中、有田の隣町「嬉野市」にある「肥前吉田焼」の産地活性化にも携わり、現在に至るようです。
南雲朋美さんの経歴
「日本人なのだから日本の為に働きたい」
学生時代は世界で働くことに興味があったので、外資系企業に就職されたそうです。
16年間の勤務を通して「日本人のアイデンティティ」のようなものが芽生え、「何のために働くのか」ということを考えるようになり、自分のテーマを設定しました。
それは「日本人が誇れる”日本”にする」。まずは、知識や力不足を補うために大学に進学。卒業後は日本全国で温泉旅館やリゾートを運営する会社で広報やブランディングに携わりました。
そこで実感したのは「日本の魅力は地域にあり」ということだそうです。
8年間勤務した2014年6月、日本の伝統文化に関する事業を起こすつもりで、その会社を退職しました。
すると、しばらくして、ある方から「”有田焼400周年の記念事業”のプロデューサーをやってみないか」と声がかかります。
2016年に有田焼きは400周年を迎えますが、20年前の8分の1の産業規模になっている驚きの事実があったようです。
そこから、色々な課題と向き合いながら、希有な魅力をもった産業が後世に残るようにと、400年を迎える2017年3月末まので2年間、奮闘されていらっしゃいます。
南雲朋美さんがプロデュースされている肥前吉田焼
南雲朋美さんがプロデュースされている肥前吉田焼のイベントが、東京・青山のスパイラル1Fで「肥前吉田焼デザインコンペティション成果発表展」が開催されています。期間は、3月16日〜26日。
「小さな磁器産地、吉田焼の未来を拓く」をテーマに、受賞作品すべての商品化を掲げ開催された「肥前吉田焼デザインコンペティション2016」。その成果発表展が、東京・青山のスパイラル1F(MINA-TO)で開催され、受賞した全10作品が披露されます。
ワールドビジネスサテライトにも出ていたお醤油指しなども展示されているようです。個人的には、この鳥のようなお醤油指しが気になりました。期間中、見に行こうと思います。
肥前吉田焼って?
佐賀県嬉野市の山間にある小さな集落、吉田というところ。私は九州出身ですが、吉田焼きのことを存じ上げませんでした。
有田焼、伊万里焼、波佐見焼など、歴史ある陶磁器産地と同じ肥前地区にありながら、いささか認知度の低い肥前吉田焼は、そのアイデンティティをどう捉えるかが課題のひとつだったそうです。
今回のデザインコンペティション開催は、肥前吉田焼の新たな可能性を模索するものであり、商品としてのアイデアだけでなく、吉田という小さな磁器産地に向き合い、これからのものづくりを共に考え、共に歩む人材との出会いもまた大きな収穫となりました。
本展は、デザイナーと産地職人らが大切に育み商品化した10作品の初お披露目となる機会のようです。2017年6月頃を目処に販売体制を整え、更なるチャレンジを進めていく予定とのこと。
小鳥の醤油指しは、売れると思います、かわいいもん。こんなに素敵な形で地域の復興をされている南雲朋美さん。かっこいいですね。